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探偵の張り込みは見破れる?気づいたときにまず確かめることと警察への相談【警察OB監修】

探偵の張り込みは見破れる?気づいたときにまず確かめることと警察への相談【警察OB監修】

公開日:

本記事の監修者
黒岩弘敦
  • 氏名:黒岩 弘敦
  • 経歴:元警察本部 刑事部在籍
  • 紹介文:元神奈川県警警察本部刑事部鑑識課に従事。その経験を活かし職員のコンプライアンスの向上、個人情報の秘匿に対する秘匿の堅持、法令に抵触しない技法等の社内教育を実施。
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探偵の張り込みを確実に見破ることは、ほとんどできません。プロの探偵は周囲に溶け込み、交代しながら距離を取って調査するためです。張り込まれているかもと感じたときに大切なのは、相手を見破ることより、それが探偵なのか、ストーカーや犯罪の下見といった危険な相手なのかを考え、安全に動くことです。

この記事では、探偵の張り込みとはどんなものか、気づいたときにまず確かめること、探偵の張り込みとストーカーや犯罪の下見の違い、警察に相談したらどうなるかを整理します。

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探偵の張り込みとは

張り込みは、調査の対象者が現れるのを、決まった場所で待って様子を確かめる調査の方法です。探偵業法の届出をした探偵が、他の法律に触れない方法で行う張り込みは、正当な業務として扱われます。

張り込みかもと感じたときに安全に動くための4つのステップ

張り込みはバレバレなのか

探偵の張り込みはバレバレだ、という話を見かけることがありますが、プロの張り込みが気づかれることは多くありません。探偵は、車や徒歩を組み合わせ、複数人で交代し、周囲の風景に合う服装や位置を選びます。張り込みが長時間になる場合も、同じ人が同じ場所に居続けることは避けます。

ただし、もともと警戒している相手や、人通りの少ない住宅街では、気づかれることもあります。気づかれた時点で調査を中断するのが、正規の探偵の基本的な判断です。

探偵ができることとできないこと

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できることできないこと
公道や公共の場所から様子を確かめる敷地や建物の中に無断で入る
対象者の出入りを記録する郵便物を見る、盗聴する
人目のある場所で行動を確認する車や持ち物に無断で位置情報の機器を付ける
―気づかれた後も執拗につきまとう

探偵業法は、探偵が他の法律で禁止された行為をしてよいとするものではなく、人の生活の平穏を害するなど個人の権利を侵害しないようにしなければならないと定めています(第6条)。

出典:e-Gov法令検索 探偵業の業務の適正化に関する法律 第6条(2026年10月15日確認)

監修者
黒岩 弘敦
元神奈川県警・刑事部

張り込みで一番大切なのは、相手の生活の邪魔をしないことです。敷地に入る、相手を困らせるような待ち方をするのは、探偵の張り込みではありません

張り込みかもと感じたらまず確かめること

張り込まれているかもと感じたら、相手に近づいたり問い詰めたりする前に、自分の身の安全を確かめ、気づいたことを記録することから始めてください。相手が誰か分からない段階で動くのは危険です。

安全のために確かめること

  • 一人で帰宅する時間帯や、人通りの少ない道を避けられるか
  • 家族や同居人、職場の人に、気づいたことを伝えておけるか
  • 自宅の戸締まり、防犯カメラやインターホンの録画が使えるか
  • 持ち物や車に見覚えのない機器が無いか(確認の手順は別の記事で解説しています)

気味が悪いと感じる相手に、自分から声をかけたり、後を追ったりしないでください。相手が探偵でなかった場合、危険に巻き込まれるおそれがあります。

記録しておくこと

気づいたことは、日付と時刻、場所、相手の様子(人数、服装、車の色や形)を、その都度書き留めておきましょう。同じ車や人を何度も見かけるなら、その回数も記録します。

自宅の防犯カメラやインターホンの録画に映っていれば、消さずに残しておきます。ただし、相手を追いかけて撮影したり、相手の車のナンバーから持ち主を調べようとしたりはしないでください。

監修者
黒岩 弘敦
元神奈川県警・刑事部

警察に相談するとき、いつ、どこで、どんな人や車を見たかの記録があると、話がずっと早く進みます。覚えているうちに書いておいてください

探偵の張り込みとストーカー・犯罪の下見の違い

張り込みのように見えても、相手が探偵とは限りません。つきまといや待ち伏せをするストーカー、空き巣などの犯罪の下見の可能性もあります。相手が誰か分からないときは、危険な相手である可能性を先に考えてください。

違いの目安

探偵の張り込みは、相手に気づかれないことを前提にしています。一方、ストーカーなどは、相手に存在を知らせることや、近づくこと自体が目的になっている場合があります。次の表は、その違いの目安です。

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見えること探偵の張り込みの場合危険な相手の可能性がある場合
距離距離を取り、気づかれないようにする近づいてくる、わざと姿を見せる
接触話しかけない、接触しない声をかける、物を置く、連絡してくる
場所公道や公共の場所敷地に入る、郵便受けや窓をのぞく
気づかれた後中断して離れる続ける、威圧する
時間帯対象者の行動に合わせる夜間に家の周りを何度も回る

あくまで目安で、これだけで相手を判断することはできません。少しでも身の危険を感じたら、相手が誰かに関係なく警察に相談してください。

なお、恋愛感情やそれが満たされなかった恨みから、住居や勤務先の付近で見張る、待ち伏せる、押しかける、うろつくといった行為は、ストーカー規制法で「つきまとい等」として規制されています(第2条)。

出典:e-Gov法令検索 ストーカー行為等の規制等に関する法律 第2条(2026年10月15日確認)

DVなどで避難中の人が気をつけたいこと

DVやストーカーの被害から避難している人は、加害者が人を使って居場所を探している可能性も考える必要があります。探偵業法は、調査の結果が違法な目的に使われると知ったときは、探偵が業務を行ってはならないと定めています(第9条)。それでも居場所を突き止められたと感じたら、すぐに警察やDV相談ナビ(#8008)に連絡してください。

出典:e-Gov法令検索 探偵業の業務の適正化に関する法律 第9条(2026年10月15日確認)

監修者
黒岩 弘敦
元神奈川県警・刑事部

相手が探偵かどうかを確かめようとするより、怖いと感じたらその場を離れ、110番してください。確かめるのは警察の仕事です

警察に相談・通報したらどうなる?

張り込みのような人や車に不安を感じたら、警察に相談・通報してかまいません。警察は事情を聞き、必要があれば現場を確認します。相手が届出をしている探偵で、法律に触れない方法で調査していると分かれば、それ以上の対応にならないこともあります。

通報・相談の使い分け

110番は、事件や事故などの緊急通報のための番号です。急ぎではないけれど不安が続く、という相談は、警察相談専用電話(#9110)や最寄りの警察署で受け付けています。

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状況連絡先
今まさに危険を感じる、敷地に入られた110番
つきまといや待ち伏せが続いて不安最寄りの警察署、警察相談専用電話(#9110)
DVの被害、避難中の不安DV相談ナビ(#8008)

相談するときは、記録しておいた日時・場所・相手の様子を伝えてください。

相手が探偵だった場合

警察に声をかけられた探偵は、届出をしている探偵業者であること、調査中であることを説明するのが一般的です。調査の依頼者や目的は、探偵業法の守秘義務(第10条)があるため明かされません。

相手が探偵だった場合でも、敷地に入られた、執拗につきまとわれたなど、行き過ぎた行為があれば、その事実を警察や弁護士に相談できます。調べられていたことへの法的な考え方は、別の記事で解説しています(公開後にカードを設置)。

出典:e-Gov法令検索 探偵業の業務の適正化に関する法律 第10条(2026年10月15日確認)

張り込みについて相談できるところ

身の危険は警察、法的な見通しは弁護士、DVの不安はDV相談ナビ、と相談先を分けてください。

悩みに合わせた相談先

相談先は、困っていることの種類で選びます。身の安全に関わることは警察、調べられていたことへの対応は弁護士、と分けて考えると迷いにくくなります。

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相談したいこと相談先
不審な人や車、身の危険警察(110番、#9110)
調べられていたことへの法的な対応弁護士(費用が心配なら法テラス 0570-078374)
DVの被害、避難中の不安DV相談ナビ(#8008)
自分が配偶者の浮気を確かめたい探偵業の届出をした探偵社

ラビット探偵社の考え方

ラビット探偵社は届出済みの探偵社で、張り込みや尾行は他の法律に触れない範囲で行い、気づかれた場合は調査を中断します。依頼の際には、調査の結果を違法な目的に使わないことを確認しています。

配偶者の浮気を確かめたい方の無料カウンセリングは、365日24時間、匿名でも受け付けています。電話 0120-509-027(0120-509-027)/カウンセリングのご案内 https://rabbit-tantei.com/service/counseling/

探偵の張り込みについてよくある質問

張り込みについてよく調べられる疑問に答えます。

探偵の張り込みは何時間くらい続きますか?

調査の内容によって違い、対象者が現れるまで数時間に及ぶこともあります。ただし、同じ人が同じ場所に長時間居続けることは避け、交代したり位置を変えたりするのが一般的です。

家の前に止まっている車が気になります

まず、日時と車の色や形、止まっていた時間を記録してください。相手に近づいたり、車をのぞいたりはしないでください。何日も続く、夜間に何度も来るなど不安が強い場合は、最寄りの警察署や#9110に相談できます。

監修者
黒岩 弘敦
元神奈川県警・刑事部

車の中の人に直接声をかけるのは、相手が誰でも危険があります。気になる車は、記録して警察に任せてください

張り込みに気づいたら探偵は調査をやめますか?

正規の探偵は、気づかれたと判断した時点で調査を中断し、依頼者に報告するのが一般的です。気づかれた後も同じ人が執拗に姿を見せる場合は、探偵の調査とは別の可能性も考えて、警察に相談してください。

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まとめ

探偵の張り込みを確実に見破ることは難しく、大切なのは、相手が誰か分からないうちは近づかず、身の安全を確かめて記録することです。探偵の張り込みは公道や公共の場所から行われ、敷地に入る、近づいて威圧するといった行為はしません。そうした行為があれば、相手が誰であっても警察に相談してください。

DVなどから避難している人は、居場所を探されている可能性も考え、ためらわずに110番やDV相談ナビに連絡してください。

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