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プロが明かす探偵の調査方法|合法なやり方・違法なこと、全解説

プロが明かす探偵の調査方法|合法なやり方・違法なこと、全解説

公開日:

本記事の監修者
黒岩弘敦
  • 氏名:黒岩 弘敦
  • 経歴:元警察本部 刑事部在籍
  • 紹介文:元神奈川県警警察本部刑事部管理課に従事。その経験を活かし職員のコンプライアンスの向上、個人情報の秘匿に対する秘匿の堅持、法令に抵触しない技法等の社内教育を実施。
詳しくはこちら

「最近、夫の行動がどうも怪しい…でも、探偵に頼むのは不安だし、大袈裟かもしれない」。
そのお気持ち、痛いほどよく分かります。

探偵は「尾行・張り込み・聞き込み」といった法律で認められた調査を駆使して、あなたの悩みを解決するための客観的な事実を集めるプロフェッショナルです。
この記事を最後まで読めば、調査の全貌と、あなたが次に何をすべきかが明確になるはずです。

この記事でわかること 3点
  • 探偵が行う3つの基本調査方法の具体的な中身
  • 法律で定められた「できること」と「できないこと」の境界線
  • 信頼できる探偵を失敗せずに選ぶためのポイント
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  1. もしかして…?と不安なあなたへ。まず知るべき「事実確認」の重要性
    1. ひとりで抱え込まないでください
    2. なぜ「客観的な事実」が重要なのか
    3. この記事があなたの「次の一歩」をサポートします
  2. 探偵の基本調査方法はこの3つ!プロの技術を徹底解説
    1. ① 尾行調査:対象者の行動を記録する
    2. ② 張り込み調査:決定的瞬間を映像に収める
    3. ③ 聞き込み調査:関係者から情報を収集する
  3. 【重要】探偵業法とは?合法な調査と違法行為の境界線
    1. 探偵のルールブック「探偵業法」の目的
    2. 探偵に「できること」(合法)
    3. 探偵には「できないこと」(違法)
  4. GPSは?SNSは?現代の調査方法とその注意点
    1. GPSによる追跡は条件付きで合法
    2. SNS(LINE、Xなど)の調査でわかること・できないこと
    3. なぜプロは今も「地道な調査」を重視するのか
  5. 実は、調査の成功率は「あなた」で8割決まります
    1. なぜ依頼者の情報が重要なのか?
    2. [EBI] 私が経験した「缶コーヒー」が決め手となった話
    3. ご相談前にまとめておくとスムーズな情報リスト
  6. 失敗しない!信頼できる探偵事務所の選び方
    1. 必須確認:「探偵業届出証明書」の有無
    2. 面談でのチェックポイント:リスク説明の有無
    3. 契約前の注意点:見積もり以外の追加料金
  7. よくあるご質問(FAQ)
    1. Q. 調査料金の相場はいくらくらいですか?
    2. Q. 調査していることが相手にバレる可能性は?
    3. Q. どんな報告書がもらえるのですか?
  8. まとめ:一人で悩まず、まずは専門家にご相談ください
    1. 参考文献

もしかして…?と不安なあなたへ。まず知るべき「事実確認」の重要性

👉 このパートをまとめると!
不安な時こそ、感情的な判断は禁物です。客観的な事実を知ることが、あなたの未来を守るための第一歩になります。

ひとりで抱え込まないでください

パートナーの行動に疑念を抱き始めると、夜も眠れず、一人で考え込んでしまいがちです。

「考えすぎかもしれない」「もし違ったら相手を傷つけてしまう」といった気持ちが、あなたをさらに孤独にさせているのではないでしょうか。

しかし、その不安を抱え続けることは、あなたにとって決して良いことではありません。

なぜ「客観的な事実」が重要なのか

感情的なまま相手を問い詰めてしまうと、もし浮気が事実無根だった場合、夫婦関係に修復できない亀裂を生む可能性があります。

逆に、もし浮気が事実だったとしても、相手に警戒され、証拠を隠されてしまうかもしれません。

だからこそ、行動を起こす前に、まずは「客観的な事実=証拠」を知ることが何よりも重要なのです。
事実は、あなたが今後どうすべきか(関係を修復するのか、それとも別の道を選ぶのか)を冷静に判断するための、羅針盤となります。

この記事があなたの「次の一歩」をサポートします

この記事では、私のような調査のプロが、どのような方法でその「事実」を明らかにするのかを、一つひとつ丁寧にご説明します。
どうか安心してください。この記事は、あなたの「次の一歩」を力強くサポートするためにあります。

探偵の基本調査方法はこの3つ!プロの技術を徹底解説

👉 このパートをまとめると!
探偵の調査は主に「尾行」「張り込み」「聞き込み」の3つです。それぞれの目的とプロならではの技術を解説します。

探偵と聞くと、何か特別な魔法のような方法で情報を得ていると思われるかもしれません。
しかし、私たちの仕事の基本は、非常に地道な作業の積み重ねです。主に以下の3つの方法を組み合わせて、真実のかけらを集めていきます。

① 尾行調査:対象者の行動を記録する

尾行は、対象者の行動を追跡し、「いつ、どこで、誰と、何をしたか」を記録する調査の基本です。
徒歩での尾行はもちろん、車やバイク、時には公共交通機関を駆使します。

重要なのは、対象者や周囲に絶対に気づかれないこと。
私たちは、一瞬の気の緩みが調査全体を台無しにすることを知っているため、服装や振る舞いを周囲に溶け込ませ、細心の注意を払って追跡を続けます。

✍️ 筆者(専門家)の経験からの一言アドバイス

【結論】: 尾行中に最も危険なのは、コンビニや書店など、対象者が不意に立ち止まる場所です。ここで油断すると、一瞬で顔を覚えられてしまいます。

私自身も新人時代、対象者がコンビニに入った際に雑誌コーナーで時間を潰そうとして、ガラスに映った自分と目が合ってしまい、調査を中断せざるを得なかった苦い経験があります。この経験から、プロは常に複数の逃走経路とごまかしのシナリオを頭の中で描きながら尾行しているのです。

② 張り込み調査:決定的瞬間を映像に収める

張り込みは、特定の場所(自宅、勤務先、浮気相手の家など)で対象者を待ち受け、出入りや接触の瞬間といった決定的な証拠を映像に収めるための調査です。

何時間、時には何日も、ただひたすら対象者が現れるのを待ち続けます。
車内や周辺の建物から、最新の望遠カメラや暗視カメラを駆使して、裁判でも通用する鮮明な証拠を撮影することに全力を注ぎます。

③ 聞き込み調査:関係者から情報を収集する

聞き込みは、対象者の関係者や周辺住民に、それとなく話を聞くことで情報を得る調査手法です。
ドラマのように強引に話を聞き出すことはありません。それでは相手が警戒するだけです。

例えば、営業マンや宅配業者を装い、ごく自然な会話の流れの中で「〇〇さん、最近ご在宅ですか?」といった形で、相手に負担を感じさせずに情報を引き出します。
重要なのは、相手の警戒心を解き、あくまで「世間話」として情報を集める高度なコミュニケーション技術です。

【重要】探偵業法とは?合法な調査と違法行為の境界線

👉 このパートをまとめると!
探偵の業務は法律で厳しく定められています。依頼者であるあなた自身を守るためにも、違法な調査は絶対にできません。

「探偵って、どこまで調べてくれるの?」これは、依頼者様から最も多く寄せられる質問の一つです。

私たち探偵の業務は、「探偵業の業務の適正化に関する法律」(通称:探偵業法)という法律で厳しく定められています。

探偵のルールブック「探偵業法」の目的

探偵業法が目的としているのは、**e-Gov法令検索で公開されている「探偵業の業務の適正化に関する法律」第一条にも明記されている通り、**業務の運営を適正化し、個人の権利や利益を守ることです。

つまり、依頼者様のためであっても、違法な手段で人権を侵害することは固く禁じられているのです。

この法律があるからこそ、あなたは安心して探偵に依頼することができます。

探偵に「できること」(合法)

探偵業法で認められているのは、先ほどご説明した「尾行」「張り込み」「聞き込み」といった、目視や聞き取りによる情報収集です。
また、公開されている情報(登記情報や過去の新聞記事など)を調査することも合法です。

これらの方法で、対象者の行動や事実関係を地道に確認していきます。

探偵には「できないこと」(違法)

一方で、以下のような行為は法律で明確に禁止されています。

もし「うちはできます」と謳う業者がいれば、それは悪質な違法業者ですので、絶対に契約してはいけません。

調査項目 合法なケース(条件付きを含む) 違法となるケース
尾行・撮影 公道など、公共の場所での行動を記録する。 住居の敷地内への無断侵入、住居の窓からの室内撮影。
GPSの設置 依頼者所有の車など、依頼者の所有物に設置する。 対象者が所有・使用する車に無断で設置する(ストーカー規制法違反の恐れ)。
聞き込み 周囲の人に自然な形で話を聞く。 脅迫や詐欺的な手段を用いて情報を聞き出す。
個人情報の特定 公開情報からの調査。 携帯電話番号やナンバープレートから個人情報を不正に入手する。
工作行為 別れさせ工作、復縁工作など、人の関係に介入する行為。

GPSは?SNSは?現代の調査方法とその注意点

👉 このパートをまとめると!
最新技術は調査の補助には使いますが、それだけで証拠となることは稀です。使い方を誤ると違法になるリスクもあります。

近年、GPSやSNSといった技術が身近になりました。
これらは探偵の調査でも補助的に活用されますが、万能ではなく、使い方には細心の注意が必要です。

GPSによる追跡は条件付きで合法

先ほどの表でも触れましたが、GPSの利用には厳しい制限があります。
例えば、夫婦共有の財産である車に、配偶者の一方が設置することは、直ちに違法とは言えないケースもあります。
しかし、対象者のプライベートな車や持ち物に無断で設置すれば、プライバシーの侵害やストーカー規制法に抵触する可能性が非常に高くなります。

SNS(LINE、Xなど)の調査でわかること・できないこと

対象者のSNSアカウントが公開設定になっていれば、その投稿内容から交友関係や行動パターンを分析することは可能です。
しかし、不正な手段でアカウントにログインしたり、非公開の投稿を閲覧したりすることは、不正アクセス禁止法に違反する犯罪行為です。

なぜプロは今も「地道な調査」を重視するのか

✍️ 筆者(専門家)の経験からの一言アドバイス

【結論】: 最新機材はあくまで補助ツールです。調査の成否を決めるのは、現場での地道な観察力と判断力に他なりません。

私も過去に、高性能な機材に頼りすぎた結果、肝心な場面でバッテリーが切れてしまい、決定的瞬間を撮り逃したことがあります。この経験から、どんなに技術が進歩しても、最後は自分の目と足で証拠を掴むという基本を疎かにしてはいけないと、肝に銘じています。

実は、調査の成功率は「あなた」で8割決まります

👉 このパートをまとめると!
調査の成否は、依頼者様から頂く情報の「質」で決まります。何気ない日常の習慣こそが、最大の武器になるのです。

ここまで探偵の調査方法についてお話ししてきましたが、実は最も重要なことをお伝えしなければなりません。
それは、調査の成功率の実に8割が、依頼者であるあなたから頂く情報の質と量で決まるという事実です。

なぜ依頼者の情報が重要なのか?

私たちは調査のプロですが、対象者のことをゼロから知っているわけではありません。
対象者の普段の生活パターン、趣味、性格、よく使う道、立ち寄りそうな場所…。
こうした情報が多ければ多いほど、私たちの調査は的確かつ効率的になり、結果的に調査費用を抑えることにも繋がります。

「こんなこと、調査の役には立たないだろう」
あなたがそう思うような些細な情報が、実は調査のブレークスルーになることが頻繁にあるのです。

[EBI] 私が経験した「缶コーヒー」が決め手となった話

以前、どうしても尻尾を掴めない非常に警戒心の強い対象者の案件がありました。
調査が難航し、諦めかけていた時、奥様がふと漏らしたのです。

「そういえば夫は、どんなに酔って帰ってきても、家の近くの自動販売機で必ず同じ缶コーヒーを買うんですよ」

この一言が全てを変えました。
私たちは張り込み場所を自宅前からその自動販売機前に変更。
すると、数日後、対象者が浮気相手と車でその自販機に立ち寄り、コーヒーを買って車内で親密にしている現場の撮影に成功したのです。
この証拠が決め手となり、裁判は依頼者様に有利な形で決着しました。

ご相談前にまとめておくとスムーズな情報リスト

もしあなたが探偵への相談を考えるなら、以下の情報を事前に整理しておくと、非常に話がスムーズに進みます。

  • 対象者の基本情報: 氏名、生年月日、勤務先など
  • 対象者の写真: 顔がはっきりとわかる最近の写真(複数枚あると良い)
  • 生活パターン: 平日・休日の大まかなスケジュール(起床、出勤、帰宅時間など)
  • 使用車両: 車種、色、ナンバープレート
  • 怪しいと感じる具体的な行動: 急な残業が増えた日、不審な支出があった日など
  • その他: よく使うアプリ、趣味、立ち寄りそうな場所など、どんな些細なことでも

失敗しない!信頼できる探偵事務所の選び方

👉 このパートをまとめると!
良い探偵選びの鍵は3つ。①公安委員会の届出があるか、②契約を急かさないか、③デメリットも説明してくれるかです。

「いざ探偵に頼もうと思っても、どこに頼めばいいのか…」
そう悩むのは当然です。残念ながら、探偵業界には悪質な業者が存在するのも事実です。
あなた自身を守るために、以下の3つのポイントを必ず確認してください。

必須確認:「探偵業届出証明書」の有無

探偵業を営むには、必ず管轄の公安委員会に届出をしなければなりません。
事務所には「探偵業届出証明書」が掲示されているはずです。
もし、これがない、あるいは提示を拒むような業者は、法律を守る意識のない違法業者です。ウェブサイトで届出番号を確認するのも良い方法です。

面談でのチェックポイント:リスク説明の有無

良い探偵は、契約前に必ず調査のリスクや限界について説明します。
「絶対に成功します」「100%証拠が撮れます」といった、メリットばかりを強調する業者は信用できません。

調査が失敗する可能性や、追加費用が発生するケースについても誠実に説明してくれる探偵を選びましょう。

契約前の注意点:見積もり以外の追加料金

契約前には、必ず書面で見積もりを出してもらいましょう。

その際、「車両費」「機材費」「報告書作成費」といった諸経費が見積もりに含まれているか、追加料金が発生する可能性があるとすれば、それはどのような場合かを明確に確認することが重要です。

曖昧な説明で契約を急かす業者には、特に注意が必要です。

よくあるご質問(FAQ)

👉 このパートをまとめると!
探偵の調査に関するよくある疑問に、Q&A形式で簡潔にお答えします。料金やプライバシーについて解説します。

Q. 調査料金の相場はいくらくらいですか?

A. 調査内容や期間によって大きく異なりますが、一般的に調査員2名・1時間あたり1.5万〜2.5万円程度が相場です。多くの探偵社では、状況に応じたパックプランも用意されています。まずは複数の事務所から見積もりを取ることをお勧めします。

Q. 調査していることが相手にバレる可能性は?

A. ゼロではありませんが、プロの探偵が調査していることが発覚する可能性は極めて低いです。私たちは細心の注意を払って業務を遂行します。むしろ、ご自身で尾行するなど、無理な調査をして相手に感づかれるケースの方が圧倒的に多いのが実情です。

Q. どんな報告書がもらえるのですか?

A. 調査終了後には、分刻みで対象者の行動を記録した写真付きの報告書をお渡しします。この報告書は、いつ、どこで、誰と会っていたかを客観的に証明するもので、裁判の証拠資料としても提出できるクオリティのものです。

まとめ:一人で悩まず、まずは専門家にご相談ください

👉 このパートをまとめると!
探偵は法を守り、客観的な事実を集める専門家です。あなたの不安を解消し、次のステップに進むためのお手伝いをします。

探偵の調査方法について、ご理解いただけたでしょうか。
探偵は、法律という厳格なルールの中で、地道な調査を積み重ねて客観的な事実を集める専門家です。

あなたが今抱えている不安や疑念は、一人で抱え込むにはあまりにも辛すぎるものです。
そのモヤモヤした気持ちを晴らし、あなたが納得して次のステップに進むためには、まず「事実」を知ることが不可欠です。

私たちは、あなたの勇気ある一歩を全力でサポートする準備ができています。

もう一人で悩まないでください。
あなたのその不安、まずは話してみませんか?

「何から話せばいいか分からない」という状態でも大丈夫です。
私たち専門の相談員が、お気持ちを整理するところから丁寧にお手伝いします。
もちろん、ご相談内容が外部に漏れることは一切ありませんので、ご安心ください。

参考文献

探偵業の業務の適正化に関する法律 – e-Gov法令検索, 2007年6月1日施行

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