浮気調査
浮気の証拠を集める5つの方法と証拠になるもの7選
浮気はどんな理由があっても、パートナーを傷つけてしまう許されない行為です。
しかし、訴えたとしても証拠がなければ立証できずに認めてもらえないケースもあります。また、言い逃れをして切り抜けようとする人も少なくありません。
相手が悪いにも関わらず、浮気を認めてもらえないのは非常に悔しいことでしょう。
そのような事態に陥らないためにも、浮気の証拠を集める方法にはどのようなものがあるのか、どうやって行うのか知っておくことが重要です。
自分でできる方法や探偵社を活用して、浮気当事者の言い逃れに負けない証拠を用意しましょう。
慰謝料を請求するには浮気の証拠が必要!
パートナーが浮気をした際の慰謝料の請求は、証拠がなくても行えます。
しかし、相手側が浮気を否定した場合、確証となる証拠がなければそれ以上の追求ができず、結果的に裁判に負けてしまって慰謝料が払ってもらえないケースも少なくありません。
最悪の場合は離婚も認められない可能性もあるため、確実に慰謝料を支払わせて離婚するためには、浮気の証拠が必要です。
また、浮気として認められる証拠は相手との肉体関係があったことを証明できるものになります。
法律上の不貞の定義は肉体関係を伴う浮気とされているため、慰謝料を請求する際は肉体関係を明らかにする証拠を集めましょう。
明確な答えにはならないものであっても、疑わしいものがいくつもあれば不貞の可能性が高いと第三者や裁判官に納得してもらいやすくなります。
浮気の証拠になるもの7選
浮気の証拠になるものとしては以下の7つがあげられます。
- 写真・動画
- LINEやSNSでのやり取り
- 会話の録音データ
- ホテルや飲食店の領収書
- 自認書・ 念書
- 手紙・ 贈り物
- 調査報告書
それぞれで証明度に違いはありますが、決定づける証拠が多ければ浮気の当事者も言い逃れできなくなります。
写真・動画
写真や動画も役立ちますが、2人で歩いていたり、食事したりしているだけの写真では浮気の決定的な証拠としては効力が小さくなります。
そのため、実際に性交渉している様子が写っていれば確証になります。
また、ホテルに入っていく写真は肉体関係の疑いを大きくするため、できるだけ肉体関係につながる写真や動画を手に入れるのが望ましいです。つまり、ただの知り合いとはいえないような関係を思わせる現場を撮影できるかで信頼度が変わります。
浮気の現場を捉えるのは難しいかもしれませんが、写真や動画は決定的な現場を捉えやすいため、 可能であれば浮気現場をおさめた写真・動画は集めておきましょう。
LINEやSNSでのやり取り
LINEやSNSでのやり取りも証明になることがあります。
特に有効なのが、浮気相手の自宅へ宿泊したり、ホテルや2人っきりで旅行に行ったりしたような肉体関係の疑いが強い内容です。
しかし、ただデートしたり食事したりするだけの内容では、友人の付き合いとみなされてしまいます。
2人の親密な関係が伺える内容であればあるほど浮気を立証できるようになるため、疑わしい メッセージのやり取りがあれば確実に押さえておきましょう。加えて、何度も浮気相手と連絡している証明になる通話履歴も合わせるとより説得力が高まります。
浮気に直結するようなやり取りが見つかった場合は、逃さずに確保するようにしてください。
会話の録音データ
肉体関係や2人で旅行に行ったなどの会話の録音データは、証拠としての効力が高くなります。特に音声は浮気していることがはっきりと分かるため、慰謝料請求が認められやすくなります。
弱い証拠であっても効力が強いものが合わされば信頼度を高められます。
また、写真や動画にも共通しますが、データを改ざんしたのではないかと訴えられる場合もあるため、元の音源データは必ず取っておくのが重要です。
ホテルや飲食店の領収書
ホテルや飲食店の領収書なども浮気の証拠として挙げられます。
しかし、領収書の場合は代表者しか名前が書かれていないため、浮気相手と行ったことを証明できない懸念点があることも忘れてはいけません。
例えば、メッセージでホテルに行くやり取りがあり、当日にホテルに行っていた領収書があると浮気相手とホテルに行っていたことを証明できます。
飲食店の領収書の場合は、2人っきりの旅行先で行った店などであれば浮気の証拠となるでしょう。
ただ食事に行ったり、遊びに行ったりしただけの領収書では証拠としては使えません。あくまでも、不貞行為を行った現場にいたことを明らかにする証拠のひとつとして考えるのが大切です。
自認書・念書
浮気をした当事者が、浮気を認めた自認書や念書は証拠としても活用可能です。
しかし、当事者同士の間で書いたものは「脅迫行為によって書かされた」と主張されてしまう可能性があります。そのため、自認書や念書を書かせるのであれば、できるだけ第三者がいる状況で作成するようにしましょう。
適切な状況と場所で作成されたものは、証拠として大きな効力を発揮します。偽装や強要で書かせるようなことをしてしまうと、いくら相手が浮気していても訴えた側の印象を悪くするだけです。信頼ができる書類であるかどうかが判断基準になります。
浮気をされて怒ってしまう気持ちは分かりますが、冷静に適切な状況下で自認書・念書を受け取りましょう。
手紙・贈り物
浮気相手同士の手紙のやり取りや、贈り物も証拠になることがあります。
手紙はメッセージと同じように、不貞行為の事実を証明する内容であることが求められます。近況報告やお礼程度の内容では浮気の証拠になりません。
贈り物に関しても、通常の付き合いではありえない高額な贈り物や、肉体関係があることを立証するようなものであれば証拠になり得ます。具体的には、相当親しい間柄でなければ送らない下着や、配偶者の趣味には合わないアクセサリーなどです。
また、浮気相手の誕生日や2人の記念日、クリスマスといった日に送られた贈り物は浮気の疑いをさらに強くします。この証拠ひとつだけで浮気を証明することはできませんが、明らかに不審なものは裁判官の心証に影響を与える可能性が高いです。
調査報告書
興信所や探偵事務所の調査報告書は、説得力のある証拠のひとつです。
興信所や探偵事務所によって作成される調査報告書は、調査対象者の行動を正確にまとめ、事実関係について明確に書かれています。
さらに、調査で集められた音声や写真・動画なども証拠として扱えるため、慰謝料請求を有利に進められるでしょう。
信頼のおける興信所や探偵事務所を探す必要はありますが、個人ではなかなか証拠集めが難しい場合に役立ちます。依頼料は事務所により異なるため、事前に確認のうえで利用を検討しましょう。
また、探偵事務所や興信所は、浮気調査に必要な行動を許されているプロであるため、裁判で証拠がないがしろにされることはありません。
浮気の証拠になる可能性がある身近なもの5選
続いて、浮気の証拠になる可能性がある身近なものを5つ紹介します。
証拠集めをする際にも比較的簡単に入手できるため、まずは身近なものから浮気が立証できないかどうか調べてみるのも効果的です。
クレジットカードの利用明細書
クレジットカードを使用した際の利用明細書は、浮気している当事者が利用したサービスや施設を特定することが可能です。そのため、旅館やホテルなどで浮気していた際の証拠として活用できます。
また、浮気相手の自宅近くのレジャー施設やコンビニを利用していたことも証明できる場合があるため、不自然な行動範囲として浮気の疑いを強くできるでしょう。
特に支払いをクレジットカードで済ますことの多い相手であれば簡単に手に入る証拠となるため、証拠集めによく利用されます。
カーナビの履歴
カーナビの履歴も、クレジットカードと同じようにホテルに行ったことや行動範囲の証拠となります。
仕事では行かない場所や、ホテル街に行ったときのカーナビの履歴は大きな証拠となるでしょう。しかし カーナビの履歴はいつでも消せるため、すでに消されてしまっている可能性もあります。
それでも、浮気に関係するような場所に移動しているデータは他の証拠と合わせて信憑性を高めることもできるため、確認しておいて損はありません。
特に配偶者と同じ車に乗る機会がある方にとっては、容易に調べられる方法です。
第三者からの証言
第三者からの証言も、浮気の証拠となる可能性を持っています。特に証人尋問による証言は、真実を話すことを宣言する宣誓した証人の発言となるため、信用性があると判断されやすくなります。
しかし、その証言が嘘だった場合は、3ヶ月以上10年以下の懲役が課される憲法169条の「偽証罪」に問われることを理解しておかなければなりません。
さらに、親友と呼べる人や家族などの証言については、訴えた側に有利なように話すと疑いを持たれてしまう場合があります。そのため証言者は、自身や不倫当事者・不倫相手と利害関係が少ない第三者であることが望ましいです。
GPSによる移動記録
スマートフォンでGPSを起動している場合、その移動記録が浮気の証拠となるケースがあります。
GPSの地図は常に最新の状態となっているため、より正確な位置情報を掴むことが可能です。ラブホテルや浮気相手の自宅、旅行先などの移動記録があれば、浮気の証拠として認めてもらえるでしょう。
ラブホテルに浮気相手と入ったのにもかかわらず、肉体関係はなかったと言い張っても何の説得力もありません。そのため、浮気現場にいたという証拠は決定的なものになります。
子どもの血液型やDNA鑑定
あまり考えたくないことですが、実はこどもが浮気相手のこどもだったというパターンもあります。
そのような時は、子供の血液型やDNA鑑定での証明が可能です。子供を産むのは女性なので、男性が浮気されていた場合のパターンになりますが、これにより親子関係が明確になります。
子供が他人の子供であることが分かれば、当然慰謝料も請求でき、妻側も浮気を認めざるをえません。
浮気の証拠を集める5つの方法
浮気の証拠となるものが分かっていても、集め方が分からなければ意味がありません。ここでは、浮気を見つける方法を大きく5つに分けて紹介します。
鞄・車・財布を調べる
鞄や車、財布の中に浮気の証拠が出てくる場合があります。
見覚えのない小物や車のシートに残る香水の匂い、浮気相手の忘れ物など、思わぬ証拠が見つかるかもしれません。車にカーナビがついていれば、移動履歴から浮気現場にいたことを突き止められる可能性もあるでしょう。
ただし、物色していることがバレてしまうと証拠隠滅やプライバシーの侵害を訴えられる場合もあるので注意が必要です。以下で紹介する方法も含めて、自分で証拠品を探す際は違法行為とならないようにしなければなりません。
スマホを調べる
スマホを調べるのも、浮気の証拠を見つけられる方法のひとつです。浮気相手とのやり取りが残っていれば大きな証拠となります。
今までかけていなかったロックがかけられていたり、通信料の増加、携帯を隠してもう1つ所持していたりしたら浮気の可能性も考えられます。
しかし、SNSに勝手にログインするのは不正として扱われる可能性もあるほか、勘違いの場合に夫婦仲を悪くしてしまうかもしれません。
浮気を明らかにするためとはいえ、やりすぎると逆に証拠が効力を持たなくなってしまいます。
尾行する
尾行は、パートナーが浮気相手とホテルに入る写真や動画など、決定的な証拠を手に入れやすい方法です。変装用の服やカメラ、ボイスレコーダーなど必要なものを用意する必要がありますが、成功すればかなり有利に働きます。
また、尾行については慰謝料請求を目的とした正当な理由があれば違法扱いされにくくなりますが、相手にバレると警戒されてしまい、以降は行動パターンを変えられてしまうでしょう。
録音・録画する
浮気現場を録画したり、喫茶店で話していたりした内容を録音することも、浮気を証明する証拠になり得ます。
しかし、盗聴器や隠しカメラを設置する行為はプライバシー侵害になりかねません。特に浮気相手の家に勝手に侵入して設置する行為は許されざる行為です。
あくまでも、尾行して浮気現場を発見した際に録音・録画する程度に抑えておきましょう。慰謝料を請求するために行っていた行為が、逆に犯罪行為として訴えられては元も子もありません。
探偵社へ依頼する
勤務や子育てで忙しかったり、浮気現場を見て冷静でいられる自信がなかったりする場合は、探偵社へ依頼するのも方法のひとつです。
適切な探偵社であれば、法律を守ったうえで証拠集めを代わりに行ってもらえます。
また、代わりに浮気調査してもらえば、自分で尾行した場合に顔を見られてばれてしまう心配もありません。当然依頼するには費用もかかりますが、慣れない証拠集めで失敗してしまうよりもプロに依頼した方が確実です。
また、尾行や張り込みなどの調査が認められている探偵の調査報告書は、信頼性の高い証拠になります。
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まとめ
浮気した相手から慰謝料を請求するために必要な証拠になるものや、証拠を集める方法について解説しました。たとえ浮気を証明するためであっても、行き過ぎた浮気調査は違法とみなされる場合があるため、やりすぎには注意して適切な証拠集めをしましょう。
もし、自分だけでは浮気調査や慰謝料請求を乗り越えられる自信がない場合は、一人で抱え込まず探偵社や興信所などのプロに相談するのがおすすめです。ラビット探偵社では裁判で活用できる報告書を作成し、証拠提出のサポートをいたしますので、浮気の証拠集めをお考えの際はご利用をご検討ください。